2011年5月6日金曜日

学生ボランティアが、少ない!〜福島に行って、感じたコト〜

学生ボランティアが、少ない!〜福島に行って、感じたコト〜



はじめに


東日本大震災を受け、なかなか行動に起こせずにいた僕でしたが、ゴールデンウィークについにボランティアへ行こうと決心し、福島へ行って来ました。
そこで色々なものを見て来たのですが、一番感じたのは「若者が少ない」ということです。
ゴールデンウィークなので、学生が多いのかなと思ったのですが、一握りしかいませんでした。
これからゴールデンウィークを過ぎると一気にボランティアの数が減ります。
そんなときだからこそ、学生の出番だと思います。
今日は実際にボランティアではどんなことをやるのか、そしてどんな事を得られるのかというのを書きたいと思います。



若者が少なかった、福島県南相馬市


僕が行ったところは福島県の南相馬市です。
南相馬市という事で原発に近いとテレビでも有名ですが、放射能は0.5と低いです。


(※参考:NHKオンライン http://bit.ly/jhIMMm

僕は、自分が運営する学生団体adoir(アドワール)の女の子と飯舘村に実家がある社会人と一緒に行きました。

南相馬市のボランティアセンターは、こんな感じです。


今回はゴールデンウィークということもあり、人がたくさんいました。
大体、300人くらいかな。

ここで衝撃的だったのは、上にも書きましたが若者が少ないという事です。
ボランティア=若者であふれ返っていると印象だったのですが・・・



30,40,50代の方が多かったです。
土木のたくましい方ばかりで、若者がいません!!!


これには本当にビックリしました。


なぜ学生が少ないのか?

なぜ学生が少ないのか。
原因を自分なりに考えたところ

①放射能の影響で、宮城などに行っている人が多い
②宿泊先が手配出来ない
③ボランティアは足りているという報道を信じている人が多い

かなと思いました。


①放射線に関しては、南相馬市は0.5マイクロシーベルト/時なので影響はほとんどありません。
マスコミのせいで、「福島=原発でヤバい。放射線わんさかある」という印象を皆さん持っていると思いますが、絶対とは言えませんが大丈夫です。

②宿泊先が手配足りないというのは、確かに問題です。
僕は友達の実家が福島にありましたので、そこに泊まる事ができたのですが、周りの人は
・車で泊まる
・体育館で泊まる
・集会所を使う
などをしていました。
実際に泊まるところなかったら心配ですよね。
その辺が早急に解決されないと、ボランティアの質も数も増えないと思うのですが、
一応南相馬市のボランティアの方に泊まるところを聞いておきました。

その結果泊まるところとして良いと思うところは、集会所です。
周辺に何個かあり、大体10人〜20人くらい泊まれるらしいです。
ボランティアは16時までに終わるのですが、終わり次第ボランティセンターで受付をしてくれるらしいです。
また10人とか20人で行く場合は早めに知らせてほしいという事でした。
なので宿泊先は、寝袋を持って行って集会所に行くのが良いと思います。
またボランティアは完全に自己責任なので、車で泊まるということも1つ大きな解決策かなと個人的に思っています。

※南相馬市のボランティアセンターの情報はこちらです。

最後に③ボランティアは足りているという報道で来ないということですが、
確かに宮城などではそうなのかもしれませんが、場所によっては違います。
特に福島のように原発のせいで人があまり来ていないというところもあります
ゴールデンウィークをすぎると確実にボランティアの数が激減します。
そんなときだからこその学生であると思っていて、是非行ってもらいたいと思っています。



どんなことをするの?



ではボランティアではどんなことをするのか。
僕の言った南相馬市では基本的に力仕事でした。
ご存知だとは思いますが、瓦礫がものすごいのですよね。
津波によって流された家、車、土砂など凄まじい量の瓦礫なんです。
南相馬では、瓦礫がなくなるまでに3年かかると言われています。
ただ瓦礫を除く作業は人がたくさんいれば、解決出来ます。
しかも、知識もいらないので、学生でもできます。


ではどのような手順でボランティアをするのか説明します。

まずボランティアセンターで登録します。



そのあとそれぞれ行くところをチーム分けします。
それぞれボランティアを必要としているところとその人数を係の方が読み上げ、行きたいところに手を挙げます。





ボランティアセンターでは、ジャンパーやゴーグル、手袋など借りられます。




僕は、海岸から2キロくらい離れている農家の瓦礫除去作業をしました。
行き先が決まると簡単なオリエンテーションがあり、リーダーからのあいさつがあります。
ちなみにリーダーは、その場で決まるらしいです。
(僕の場合は、その農家の場所での瓦礫処理が2日目の場所だったので、リーダーはもう決まっていました)

ボランティアの人数は、17人ほどです。
ボランティアセンターからは基本的に車で現地へ向かいます。


大体15分ほど車を走らせると着きます。
車はボランティアの人で持っている人が運転します。
僕は深夜バスで行ったのでもちろん車がなかったので、乗せてもらいました。

外を見るとだんだん状況が変わって来ます。


着きました!
よく見ると瓦が落ちています。
ここの瓦礫を除去します。


さっそく作業開始!
スコップ、シャベル、一輪車(これを「ネコ」というらしいです)を使いながら瓦礫処理します。



こんな感じでオッセオッセ掘ります。




時間帯は10時〜16時まで。
16時までというのはボランティアセンターの基本的な方針で、それまでにボランティアセンターに帰らなくてはいけません。

休憩時間はこんな感じでご飯食べます。


お昼を頑張って早く食べ終えて、周辺を散歩します。
神棚が落ちています。

家の1階部分がなくなっています。
2階部分だけ流されたんですね。

車もぺしゃんこです。


タンポポがたくさん咲いていました。
瓦礫の中の花は癒されました。


ここの家は、膝くらいの高さまで来たという話だったのですが、それでも瓦礫が膨大な量でした。

男性は基本的に力技で攻めます。
土が油を含んでいるのですごく重かったです。
しかも30cm〜70cmくらい土が積もっているのですよね。
最初はちょっと多過ぎて無理なんじゃないかと思いました。

女性は、出来る限りのものを運んだりします。
結構、女性が多く、「私に出来るのかな?」と思っている方もいられると思いますが、大丈夫です。

超頑張ってみんなで土砂を片付けます。


こういったのが・・・・





こういう風に綺麗にしました!!超気持ちいい!!


水路も綺麗にしました。



畑は、塩水に使ってしまい、最低でも3年は使えないそうです。
この畑どうするのかなあ。。。




ボランティアをすると何が良いのか。


僕はボランティアをしたことでたくさん得たものがありました。
大きく分けて2つ。
1つ目は実際に瓦礫の山を自分の目で見たこと。


ここだけではなく海岸沿いにも行ったのですが、テレビや写真と感じるものが全然違いました。
360°何もない景色、訳の分からないところにある漁船、ぺちゃんこになった家や車、ちょっと鼻につく色々なものが混ざった匂い・・・
などそこに行かないと分からないことが分かりました。
「百聞は一見にしかず」という言葉がぴったりです。
東京にいると、震災から遠ざかる一方ですが、こちらに来て引き戻されました。
まだまだ震災は終わっていません。
瓦礫はまだまだたくさんあります。



2つ目は、様々な人と出会える事。


僕のところでは、土方のお兄さん、親方、大学生、NHKに務めている人、湘南の夫婦、新潟にすんでいる30代くらいの人、築地で魚屋さんをやっている人など様々な方がいました。
みんな想いを持った人で、人間的に素敵な人たちばかりでした。
こういった人たちと一期一会でふれ合い、共に作業をすることは僕にとって本当に良かった事です。
基本的に30代〜50代の人が多かったのですが、将来こんな大人になりたいと素直に思いました。
特に土方のお兄さんのリーダーシップはすごかったです。

また、人と人とが触れ合い、助け合う事の大切さを本当に感じました。
普段僕はインターネットばかりに触れている人なのですが、インターネットでは出来ない、素敵な人との助け合いができました。
やっぱり最終的には、人と人であるなと改めて思いました。


最後に

今回まだまだ書ききれていないのですが、本当に色々な事を感じ、色々なものを得ました。
きっと自分の人生を変える3日間だったと思います。
福島県は、まだまだボランティアが足りていないと思います。
南相馬市だけではなく、いわき市などでも足りていないはずです。
僕も5月中にもう一度行こうと思います。
学生の方は是非ボランティアに行ってくださいね。
女性でも大丈夫です!
きっと人生が変わると思います。